多摩モノレールは道路に沿うように空中を進んでいった。ときには道路脇に建つ建物にぶつかってしまうのではないかと心配になるほど右に左に曲がりながら進んでいくモノレールの中から臨む景色は、空飛ぶクルマの車窓から見える景色を彷彿させる。世の中にバック・トゥ・ザ・フューチャーに登場するデロリアンのような空飛ぶクルマが溢れた暁には、誰もがハンドルの向こうにこのような光景を体験できるようになるのだろう。
三菱総合研究所のレポートによれば、日本で空飛ぶクルマの個人利用ができるようになるのは2030年以降となっている。2030年と聞くとかなり先の未来のような気がしてしまうものの、実はそれほど先の話ではない。10年以内の話だ。本当だろうか。一般に普及できるレベルまでテクノロジーはすでに進化しているのだろうか。にわかには信じがたい。
仮にテクノロジーが進化しているとしても、気になるのはそれをコントロールする人間の運転技術だ。今現在平面を走るクルマであっても操作ミスをしたりするのに、それが3次元になったときに対応できるのだろうか。前後左右を気にするだけでも大変なのに、それに上下が加わってしまう。テクノロジーが進化しても、人間の能力がすぐには追いつけないような気がしてしまう。
2022年8月 東京 乗り物 | |
空 立川 列車 |
No
12354
撮影年月
2022年6月
投稿日
2022年08月21日
更新日
2023年08月11日
撮影場所
立川 / 東京
ジャンル
鉄道写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 1.8/85