陸上を走る自動車の自動運転にまつわるニュースは耳にすることも多い。一口に自動運転と言っても、単なる運転支援であるレベル1から、完全自動運転のレベル5まで幅がある中、アメリカや中国では一部ですでにドライバーのいない自動運転タクシーが運行している。運転手のいらない自動車が町を走る時代はすぐそこまでやって来ているのだ。それに伴い、自分でハンドルとアクセル、ブレーキを操って自動車を操作するのが趣味になる時代がやって来るに違いない。自ら運転する行為は今の感覚で言うところのマニュアル車をわざわざ購入するような感じに近くなるのではないだろうか。
そんな自動運転のニュースとは対照的に、空飛ぶ車に関するニュースはあまり耳にしない。子どもの頃によく読んだ本に描かれていた未来に登場していたのは、自動運転で走る自動車ではなく、空飛ぶ車だったような気がするのだけれど、気がついたときには未来の移動手段として主役の座に就いていたのは自動運転だった。地上を走るだけの自動運転と比べて、空飛ぶ車にはクリアしなければならない課題が多すぎるからなのだろう。技術だけでなく離発着場や新たな航空管制システムなどの新しいインフラも必要で、自動運転よりもハードルは高い。交通標識だって空飛ぶ車のために新たに設置せねばならないだろう。写真の信号機のように、青空に浮かんでいるような信号機があちらこちらに設置される日が来るのかもしれない。
2022年12月 静物 | |
雲 亀有 空 信号 |
No
12420
撮影年月
2022年9月
投稿日
2022年12月26日
更新日
2023年08月10日
撮影場所
亀有 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF