妙法寺に立つ大きな常夜籠の格狭間で唐獅子が訝しげにこちらを見ていた

常夜籠の唐獅子
常夜籠の唐獅子
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ちょっと調べたところ、もともとは近所に建つ円融寺の末寺だったというから、ちょっと小規模な寺院を想像していたらぜんぜん違った。初めてやってきた堀之内の妙法寺は大きな寺院だった。仁王門も本堂も碑文谷にある円融寺よりずっと大きい。それもそのはず、ここは日蓮宗の本山のひとつにもなっている由緒ある寺院だったのだ。

第4代将軍・徳川家綱が寄進したとされる金剛力士像が安置されている山門をくぐって進むと、祖師堂の前に大きな香炉が置かれていて、両脇に大きな青銅製の常夜籠がでんと構えている。1769年に奉納された常夜籠の意匠は凝っている。優美な曲線の下にある格狭間にちょこんと唐獅子が鎮座していて、困ったような顔で僕を見ているのだ。写真ばかり撮っていて、なかなか祖師堂へ近づこうとしない僕に呆れていたのかも知れない。

祖師堂前の境内には、この常夜籠もそうだけれど、それ以外にも面白いものがあるのだから仕方がない。左手には奉納された絵馬が掲げられている額堂があって、屋根の下の巨大絵馬を眺めるのも興味深いし、額堂の端に置かれた銅製釜戸にも興味をそそられる。右手に目を向けると、1878年に造られた和洋折衷を強く意識した個性的な門が建っている。そのようなものをじっくり眺めていると、なかなか祖師堂には近づけないのだ。

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2022年4月 静物 東京
堀之内 提灯 ライオン 寺院

日本国内で撮影した写真とエッセイ

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PHOTO DATA

No

12247

撮影年月

2022年2月

投稿日

2022年04月26日

更新日

2022年04月27日

撮影場所

堀之内 / 東京

ジャンル

静物写真

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS LOXIA 2/35

妙法寺ってどこ?

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