「海外旅行が好きだ」と話すと、多くの人は決まってこう言う。
「じゃあ英語がペラペラなんですね!」
でも、それは大きな誤解だ。
確かに、旅に必要な英語は何とかこなせる。ホテルの予約も、レストランでの注文も、空港でのやり取りも問題はない。でも、それ以上のビジネスレベルの英語となると、僕の語彙力では到底及ばない。そもそも、世界のどこに行っても英語が通じるわけではないし、流暢に話せる人ばかりではない。
それでも僕が旅を続けられるのは、言葉以外の“コミュニケーション”があるからだ。
リュックを背負ってホテルに入れば、フロントのスタッフは「この人は泊まりたいのだろう」と察してくれるし、レストランに入れば、「何か食べたいんだな」と理解してくれる。言葉がなくても、そこに身振り手振りと表情が加われば、僕たちは十分に意思を伝え合うことができる。
人間の表情は世界共通だ。笑えば「楽しい」と伝わり、怒れば「不機嫌だ」と伝わる。言葉が通じなくても、笑顔を交わすことさえできれば、異国の人とも通じ合えるのだ。
だから、僕はヒンドゥー語もムンバイの言葉であるマラーティー語も話せない。それでも、この写真のように、笑顔で地元の人とコミュニケーションが取れる。
そして、だからこそ旅は楽しいのだ。
2025年3月 インド 人びと | |
入り口 花柄 ムンバイ 笑顔 女性 |
No
12845
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年03月21日
更新日
2025年03月23日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF