ダニンゴン駅から続く住宅街の道を進んでいくと、ついに終わりにたどり着いた。道自体はまだ続いているのだけれど、ここから先は田んぼの中へ伸びていて、これ以上この道を歩いていっても人はいなそうだ。そう思った僕はここで引き返すことにした。
ふと周囲を見渡すと、小さなお店があった。軽食やお菓子を売る雑貨屋のようだ。スナック袋が屋根から幾つもぶら下げられていて、カウンターの上には容器が並べられている。スキンヘッドの男が働いていた。店頭に椅子やテーブルが並べられていて、地元の人がくつろいでいた。奥の方に腰掛けている女の子は冷たい飲み物でも飲んでいるようだ。ここにいた人びとは店主を含め、突然現れたよそ者の存在には気がついていない。彼らの中ではいつもと変わらない時間が流れていた。
そのような状況の中で、壁際の椅子に腰掛けていた男の子だけが僕に気がついていた。そして、訝しげな視線を僕に投げかけていた。
2019年3月 町角 ミャンマー | |
男の子 雑貨屋 女の子 ロンジー お店 お菓子・軽食 ヤンゴン |
No
10929
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年03月11日
更新日
2023年11月19日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA