ヤンゴン中心部を歩いていると、再び本屋の前へとやって来た。店先には棚が幾つも出ていて、どれにも本がびっしりと並べられている。その様子は東京の神保町にある本屋と同じだった。見たところ、売られているのは古本のようだ。
本好きとしてはどのような本が売られているのか気になるところだけれど、残念ながらほとんどの本がビルマ語で書かれていて詳しい内容は想像するしかない。でも、その表紙からある程度は推測することが可能だ。おそらくは歴史について書かれたものが多いような気がする。なぜなら、アウンサン将軍とその娘であるアウンサンスーチーの肖像が描かれている本が多かったからだ。独立の英雄で「ビルマ建国の父」と呼ばれるアウンサン将軍が表紙に書かれた本はミャンマーの近代史を、そしてアウンサンスーチーが載っている本は現代史について書かれているのだろう。
アウンサン将軍とアウンサンスーチーの親子はこの国の歴史に多大な影響を及ぼしているのが、よく分かる本棚だった。
2019年5月 町角 ミャンマー | |
バック・ショット 本 本屋 棚 ヤンゴン |
No
10997
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年05月03日
更新日
2022年03月19日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA