ここには邸宅も保存されている。所有者が著名というよりも、設計した人が著名なのだろう。それぞれの家は開放されていて中に入ることが出来る。僕もその中のひとつに入ろうとしたのだった。
木製のドアは開いていて、ドアの向こう側に女の子が立っているの見える。女の子はそこに立ち止まって部屋の奥にいる女性陣を眺めている。誰ひとりとして、僕には注意を払っておらず、なんだかよその家庭を垣間見てしまったかのような気分になった。でも、ここにいる誰ひとりとしてここの住人ではない。実際に覗き見されているのはかつてお所有者の生活臭だ。
2006年10月 人びと 東京 | |
女の子 家屋 小金井 博物館・美術館 女性 |
No
565
撮影年月
2006年8月
投稿日
2006年10月05日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
小金井 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V