木造の本堂の前には、やはり木でできた賽銭箱が置かれていた。賽銭箱の向こうには参拝客の姿が見える。ちょうどお辞儀をしているところだった。
ここのご本尊は荼枳尼天だ。もともとはダーキニーと呼ばれるヒンドゥー教の神様で、魔術により強風を起こし、虚空を飛ぶ魔女なのだという。それがどういう風の吹き回しか日本では稲荷大神と同一視され、商売の神様の扱いを受けている。同じ人物であっても、場所や時代で評価はガラリと変わってしまうのだ。ちなみに「お稲荷さん」というと普通は神社に祀られているのだけれど、ここは仏教寺院だ。
2016年7月 人びと 東京 | |
元赤坂 寺院 参拝客 |
No
9799
撮影年月
2016年4月
投稿日
2016年07月07日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
元赤坂 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL