弁慶濠に浮かぶボートの上で釣り竿を持った男がうなだれていた

弁慶濠に浮かぶボート
弁慶濠に浮かぶボートの上でうなだれる男
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ざっくり内濠と外濠くらいにしか認識していないのだけれど、内濠という濠と外濠という濠がぐるっと皇居を囲んでいるわけではない。実際には内濠も外濠もそれぞれ複数の濠の集合体で、濠にはそれぞれ名前が付いている。

例えば内濠でいうと桜田門のあたりは桜田濠だし、二重橋のあたりは二重橋濠、半蔵門のあたりは半蔵濠という名が付いている。それは外濠でも同じだ。この日にフラフラとやって来た赤坂見附にある弁慶橋が掛けられているのは弁慶濠という外濠の一部だ。

すぐ近くにあって同じく外濠の一部だった溜池は江戸時代中期から徐々に埋め立てられた結果、完全に消滅し今では地名にその名を残すのみとなっているのと対照的に弁慶堀は今でもなみなみと水を湛えている。

それだけでなく、江戸城を防御するという役目を終えた外濠は今では憩いの場として活用されている。ここには釣り堀とボート乗り場が設けられているのだ。この日も弁慶堀には幾つものボートが浮かんでいた。ボート乗り場で手漕ぎボートに乗るなんて、家族連れやカップルばかりかと思いきや、そうでもない。ここでは釣り竿を抱えてボートに乗り込んでいる人が多かった。写真のボートの人も釣り糸を垂らしているものの、思ったように釣果が上がらないのか俯いていた。その姿はまるで周囲に建つビル群にその成績を叱責されているかのようだった。

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2022年2月 町角 東京
ボート 釣り竿 元赤坂 反射

日本国内で撮影した写真とエッセイ

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PHOTO DATA

No

12186

撮影年月

2022年1月

投稿日

2022年02月24日

撮影場所

元赤坂 / 東京

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

SONY ALPHA 7R II

レンズ

ZEISS LOXIA 2/35

弁慶濠ってどこ?

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