荼枳尼天を祀っている豊川稲荷の境内には、狐の像があちらこちらに鎮座している。荼枳尼天が稲荷大神と同一視されているためだ。一角には、口に巻物をくわえた狐の石像が一列に並び、みな同じ方向を向いていた。一糸乱れず整然と並ぶその姿は軍隊のようで、まるで僕が「右向け右」と号令をかけたかのように、全員が右を向いている。
ちなみに、狐が口にくわえている巻物には神様からのお言葉が書かれているらしい。ぜひ読んでみたいものだが、狐たちは肌身離さずくわえており、読むのはとても難しそうだった。
2016年7月 静物 東京 | |
狐 元赤坂 像 寺院 |
No
9801
撮影年月
2016年4月
投稿日
2016年07月08日
更新日
2024年11月05日
撮影場所
元赤坂 / 東京
ジャンル
静物写真
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL