かつてルアンパバーン王国の王宮だった博物館の中に池があって、蓮の花が咲いていた。仏教においては、泥水の中から生じて清浄な美しい花を咲かせる蓮の花は仏の智慧や慈悲の象徴とされている。ラオスは仏教国なので、王宮の池に植えられていても不思議ではない。
観光産業が勃興してきて、ルアンパバーンは徐々に物質的に豊かになりつつある。今までは皆一様に貧しかったのが、これからは持つ物と持たざる者の間に貧富の差が出てくるに違いない。単なる旅行者としては、そのような状況になっても蓮の花に象徴される慈悲深さを失くして欲しくないと思うのだった。
2013年3月 ラオス 自然 | |
花 蓮 ルアンパバーン 池 |
No
7305
撮影年月
2008年1月
投稿日
2013年03月04日
更新日
2024年01月08日
撮影場所
ルアンパバーン / ラオス
ジャンル
花写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM