バンコクのチャイナタウンに建つワット・マンコン・カマラワートという仏教寺院の境内にテントが張られていて、下に置かれたテーブルの上はお供え物でいっぱいになっていた。
大量に並べられたお供え物を眺めている間も参拝客が次から次へとやって来て、テーブルの上にお供え物を置いていく。現在進行形でお供え物は増えていた。カメラを構えている最中にも女性の参拝客がやって来て、お供え物をテーブルの上に加えて去っていった。
どうやら2016年に亡くなった前国王の追悼セレモニーが行われていたようだ。1871年に建てられたこの寺院をワット・マンコン・カマラワートと名付けたのは追悼セレモニーが行われているラーマ9世からさかのぼって4代前のラーマ5世だ。
タイでは歴代の国王が仏教寺院を建立して庇護してきた。王宮の中にも王室の守護寺院としてワット・プラケオが建立されているくらいだ。そのためこの寺院が中国系であっても同じように庇護を受けたのだろう。仏教寺院と国家権力との関係は思いの外深いのだ。
2018年2月 町角 タイ | |
バナナ バンコク 果物 お供え物 寺院 参拝客 |
No
10448
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年02月15日
更新日
2024年04月02日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA