バンコク(タイ)
愛おしそうに抱えた鍋の中にはこの女性の朗らかさが煮詰まっているに違いない
麺類を食べる若い女性は心ここにあらずといった顔をしていた
日差しはあまり差し込んでこない路地にも雨粒だけはしっかりと入り込んでいて、路面はしっかり濡れていた
誰もいない寂しい路地で生き物に出会えて僕はちょっと嬉しくなったけれど、猫はそうは感じていないようだった
建物に挟まれた路地は薄暗く、降り注いでいるのは建物の間から頼りなく差し込んでくる光だけだった
チャイナタウン(バンコク)
車道の端っこを歩くと、歩きやすいし屋台の内側も見れて一石二鳥だ
もともとタイの文化では箸を使って物を食べるという習慣はないらしい
サムパッタウォン区(バンコク)
子どもなら人間だって中にすっぽり入ってしまうくらいに大きい袋が山積みになっていた
じっと動かないふたりはぼんやりとチャオプラヤー川の流れを眺めていた
日本ではあまり馴染みのないスポーツだけれど、東南アジアでセパタクローは人気のスポーツだ
見まごうこと無い地元の人たちが、街角で井戸端会議を催していた
ほとんどのお店がシャッターを下ろしている通りでは警備員もやることは何もないのだ
タイでナンプラーが造られ始めたのは1920年代のことで、それまでベトナムからヌクマムを輸入していたらしい
まるで精密機械を組み立てているかのように女性は真剣な表情でバナナに串を通していた
男の周囲に売り物になるようなものは何も置かれていなく、仕事中なのか休憩中なのかも分からなかった
女性が店先に出したコカ・コーラのパラソルの下で寝ていた
見知らぬ外国人と言葉を交わすよりも、ニンニクの皮を剥く方がずっと大切なことなのだ
路地にストライプの大きな傘が現れた
お世辞にも綺麗とは言えない市場の一角で猫と対峙した
並べられた野菜に惹きつけられるように客が次から次へとやって来ていた
観光客もおらず寂しげな雰囲気は嫌いではなく、どちらかと言うと好きな方だ
ガイドブックにも載っていないような小さな寺院で、人びとがお祭りか何かの準備作業をしていた
ワット・トライミット(バンコク)
仏教寺院の多いバンコクのチャイナタウンにあるワット・トライミットも仏教寺院だ
プラクルアンに夢中の男
卵の横で調理する女性
厨房で働く男たち
縫い物をする老婆
歩道で寛ぐ人びと
ポーンプラープ区(バンコク)
大量の干し椎茸
ワット・マンコン・カマラワート(バンコク)
線香を捧げる女
寺院で働く若い僧侶たち
祭壇の前の老婆
境内を歩く若い僧侶
ワット・マンコン・カマラワートで参拝する若い女性
大量に並べられたお供え物
テーブルに就いていた夫婦
扇子を広げる男の子
ヤワラート通りに建つ牌楼
道の真中のワゴン
屋台で調理する男
反射
提灯
お母さん
顔
入り口
ベチャ