タイのバンコクにあるワット・スタットで撮影。
ワット・スタットはガイドブックにも必ず載っているような有名な寺院だけれど、境内には長閑な雰囲気が漂っていた。広々とした中庭を歩いている人はほとんどいない。忙しそうに動いているのはオレンジ色の袈裟を纏った若い僧侶たちだけだった。
僧侶たちは礼拝堂の中にお供え物を運ぶために境内を何度も行き来している。お供え物は果物ばかりのようだ。バナナを運んでいる人の姿も見える。大量の果物が礼拝堂の中へと運び込まれていた。ここの仏様はよほど果物が好きなのに違いない。そして、儀式かお祭りが終わればお下がりとして地元の人に振る舞われるのだろう。