ワット・プラケオで最も混雑しているところへ移動した。装飾が施されたお堂の周りには大勢の観光客が蠢いていた。このお堂がワット・プラケオの本堂だ。僕は靴を脱いで中へと入っていった。本堂は中も外も同じように混んでいた。
この本堂にあるのはエメラルド仏だ。言ってみれば、この仏像がバンコクにあるワット・プラケオ観光のハイライトになっている。大勢の観光客の隙間から、僕も奥に安置されている仏像に目を向ける。像は黄金の台座の上にちょこんと載っていた。タイでも日本でもご本尊となる仏像は大きいことは良いことだと言わんばかりに大きいことが多い中、ワット・プラケオに安置されているエメラルド仏は小さい。予想していたよりもずっと小さい。小さな緑の仏像が背の高い台座の上から、参拝に訪れた人を睥睨していた。文字通り高みの見物といった感じだ。
エメラルド仏が小さいのは、エメラルドという宝石を使って作られているからだと思っていたら、実は違う。仏像自体は翡翠で作られているのだという。緑色に輝く姿からエメラルド仏と呼ばれているらしい。
2019年12月 静物 タイ | |
バンコク 仏像 黄金 本堂 寺院 |
No
11327
撮影年月
2019年9月
投稿日
2019年12月18日
更新日
2022年11月02日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
静物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA