歩道の上には多くのバイクが停められ、まるで即席の駐輪場のようになっていた。自動車の数も多いが、インドではまだバイクが庶民の重要な移動手段だ。その手軽さと経済性が、日常の足として広く受け入れられているのだろう。
中国とは違い、インドでは出産抑制政策を取ったことがない。そのため、人口はこれからも増え続けると考えられている。実際、今後約30年もの間、インドは人口ボーナスを享受できると言われている。少子高齢化が進む日本とは対照的だ。
ふと目をやると、一台のバイクのサドルの上で、子どもがぐっすりと眠っているのが見えた。柔らかい寝息を立てているのだろうか。その姿はどこか安心しきったものに見える。人口が増え続ける国で、この子どもの未来もまた活気と成長の中にあるのかもしれない。
2024年12月 インド 人びと | |
男の子 バイク ムンバイ 昼寝 |
No
12736
撮影年月
2024年5月
投稿日
2024年12月18日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF