同じ箱の中で寝る二匹の猫

段ボールの中でくつろぐ二匹の猫
タイのバンコクにあるチャイナタウンで撮影 オザワテツ

路地の片隅に置かれていた段ボールの箱の中には猫が二匹入っていた

カオマンガイでお腹を満たした後は、再びバンコク・チャイナタウンの路地を歩くことにした。路地はゴミゴミしていて、脇にはガラクタが散乱していた。そのガラクタの中に段ボール箱があって、中には生き物らしきものが入っている。よく見てるとそれは猫だった。二匹の猫が段ボールにすっぽり入ってのんびりと昼寝をしていたのだ。

近づいていくと、二匹のうちの一匹が頭を上げてこちらを見はじめる。僕の様子を窺っているようだ。その一方、もう一匹の猫はくつろいだままだ。二匹には首輪らしきものが見当たらないので野良猫かも知れない。人間に警戒心を抱いているのかもしれない。

海外を旅行中に野良犬を見かけると、ちょっと緊張する。噛まれやしなかと心配になってしまうのだ。狂犬病は恐ろしい。それとは対照的に猫を見てもそのように感じることはない。冷静に考えると狂犬病は猫からだって感染する可能性はあるのだけれど、不思議なものだ。これはちょっとした猫の役得なのかもしれない。

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きみはバンコクの本当の名前を知っているだろうか?

タイの首都の名前は日本語ではバンコクだ。英語でもBANGKOKと書いて発音は日本語と大差ない。地元の人にバンコクと言っても、問題なく通じる。でも、この町のタイ語の正式名称はバンコクとは似ても似つかない長い名前なのだ。

「クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」

これがこの町の正式名称だ。まるで寿限無に出てきそうな長い名前なのだ。タイの人は略して「クルンテープ」と呼ぶ。この長い名前にはきちんと意味があって、日本語にすると「インドラ神がヴィシュヴァカルマン神に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、インドラ神の戦争のない平和な、インドラ神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都」となるらしい。この過剰に儀式的とも思える名前はラーマ1世が遷都の際つけられたのだそうだ。新しい都にかける意気込みを感じてしまう。

では、バンコクという名称はどこから来たのかというと古くからある地名らしい。おそらくコーク(アムラタマゴノキ)の生える村(バーン)という素朴な名の村がアユタヤ時代からここにあったようだ。それがトンブリーという名称に取って代わられ、1782年にラーマ1世がトンブリーからチャオプラヤー川の対岸に首都を移した際に今の長い名前になったようだ。その後に至っても外国人にはこの地が「バンコク」と認識され、それが現在まで継承されているのだ。

ちなみに、タイ語に近いとされるラオス語でも村のことはバーンという。旅しているとバーン〇〇という地名によく出くわすが、これは単に〇〇村ということなのだ。

バンコクにあるチャイナタウンってどこ?

PHOTO DATA

No

11357

撮影年月

2019年9月

投稿日

2020年01月14日

撮影場所

バンコク / タイ

ジャンル

動物写真

カメラ

RICOH GR III

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