ここは真言宗の寺院だ。でも境内には小さな稲荷がある。幟が立ち並んでいる階段の上に、小さな社殿があるのが見える。神仏習合時代の名残なのだろう。
明治維新になるまで、日本人は仏教だとか、神道だとかを厳密に考えて来なかったのだと思う。日本人にとって、神様は神様でしかなく、どこにでもいるものなのだ。この感覚はやはり多神教のヒンドゥー教徒には理解できるかもしれないけれど、キリスト教徒やイスラム教徒には難しいかもしれない。そして、日本人が中東問題に疎い理由もここにあるのだと思う。
2005年10月 建築 東京 | |
西新井 神社 寺院 |
No
213
撮影年月
2005年9月
投稿日
2005年10月21日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
西新井 / 東京
ジャンル
建築写真
カメラ
CANON EOS 1V