祝詞を読み上げる神職は困難に立ち向かうかのような険しい表情をしていた

祝詞を読み上げる神職
祝詞を読み上げる神職
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実生活では正月らしさがほとんど消えかかっていた1月後半、鎌倉にある鶴岡八幡宮を訪れると、ここにはまだ正月気分が残っていた。鳥居から伸びる参道を歩く参拝客の数はいつもより多いし、いつもなら誰もいない舞殿にも多くの人が上がっている。厄除けの大祈祷が行われていた。厄除けの大祈祷とは、春の節分を迎えるにあたって新しい一年が福運に恵まれるように厄を落とす祈願のこと。つまり立春前の厄除けだ。僕の生活の中ではすっかり正月気分はなくなっていたけれど、鶴岡八幡宮には迎春の雰囲気が漂っていて、立春(=新年)を迎える儀式が行われていたのだった。

舞殿で厄除けの祈願を終えると、参加者たちは厄難焼納札というダジャレのような御札を焼納していた。燃え盛る御札の横で神職さんが祝詞を読み上げている。神職の影がはっきりと地面に落ちていた。厄除けというのは難儀な職務なのだろうか。祝詞を読み上げる神職は困難に立ち向かうかのような険しい表情をしていた。

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ENGLISH
2024年8月 神奈川 人びと
儀式 鎌倉 神職 神社

PHOTO DATA

No

12622

撮影年月

2024年1月

投稿日

2024年08月03日

撮影場所

鎌倉 / 神奈川

ジャンル

スナップ写真

カメラ

SONY ALPHA 7R V

レンズ

ZEISS BATIS 2/40 CF

日本国内で撮影した写真

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