西新井大師の本堂の入り口に立って境内を眺めていた。参道には屋台があるのだけれど、どれもこれも営業はしていない。境内を歩いている人の姿もまばらだ。
そのような境内にある大きな香炉の横には男がポツンと立っていた。何をする訳でもなく、香炉の中をじっと見ている。香炉の中には線香しかないだろう。ひょっとしたら、男性は線香が燃える様に惹きつけられたのかもしれない。見る見るうちに短くなっていく線香は、まるで残りの人生の長さを表しているように思えてしまう。
2005年10月 町角 東京 | |
人影 香炉 西新井 境内 寺院 |
No
215
撮影年月
2005年9月
投稿日
2005年10月23日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
西新井 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V