町を散策しているうちに、夜はどんどん暗くなっていった。そうこうしているうちに、夜の帳が完全に降りて、空は真っ暗になってしまった。僕は線路脇の道を歩いていた。時折山手線の電車が走り抜けていく。
電車は真っ暗な空の下を物凄い勢いで走っている。車内には煌々と電気が付いている。そして、その灯りは僕がひとりで歩いている道をも照らしていた。でも、電車が風のように走り去ってしまうと、僕は再び暗闇の中に飲み込まれてしまったのだった。
2007年5月 町角 東京 | |
光 新大久保 列車 |
No
895
撮影年月
2007年4月
投稿日
2007年05月10日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
新大久保 / 東京
ジャンル
鉄道写真
カメラ
RICOH GR DIGITAL