江戸時代の地図を眺めると、今の品川駅がある辺りは揚場という船荷を陸揚げする場所があって文字通り海岸だったところだ。駅の目の前を走る国道15号(第一京浜)がかつての東海道で、これが海岸に沿うように走っていた。つまり今の品川駅の辺りはほぼ海抜ゼロメートルで、そこから内陸に向かうと高輪の台地に向かって上り坂がつづくことになる。
その地形はウイング高輪というショッピング・モールの中を歩いても実感できる。第一京浜沿いにあるマクドナルトやマンゴツリーカフェのところがもっとも低く、ショッピング・モールの奥に進めば進むほど坂を登っていくようになっている。1階を歩いていたのに、気がつくと2階を歩いているような感じだ。
その傾斜はウイング高輪を抜けてプリンスホテルの敷地に入るとより急になっている。マクセル・アクアパーク品川のある辺りまで来ると、普通に歩くのにちょっと難儀してしまうくらい道は傾斜しているのだ。年配の人たちが坂道に難儀していた。その横で女の子が軽々とステップを切りながら坂道を上がっていた。
2021年9月 人びと 東京 | |
女の子 老人 走る 品川 シルエット 坂道 |
No
12036
撮影年月
2021年2月
投稿日
2021年09月21日
更新日
2023年08月17日
撮影場所
品川 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF