基本的にここで展示されているものは歴史あるものばかりだ。何しろ、蒋介石が自らが率いる中華民国こそが正統な清王朝の後継者であることを示すために中国大陸から持ち込んだものだから、自然と清王朝以前に作られたものばかりになる。でも、この部屋に展示されているものはちょっと違った。よくは分からないが、伝統的な美術と先端技術の融合のようなコンセプトに基いているようだ。液晶スクリーンに水墨画が映し出されていたり、タッチパネルがあったりする。
そんな部屋の一角に、機械じかけの孔雀が展示されていた。羽を大きく広げていて、羽の色が刻々と変化している。LEDなのだろうか。その前には女の子が立っていて、孔雀を見入っている。色の移り変わりに心を奪われてしまったかのようだ。ピクリとも動くことなく孔雀を眺めていた。
2016年11月 人びと 台湾 | |
女の子 博物館・美術館 台北 |
No
9951
撮影年月
2016年9月
投稿日
2016年11月27日
更新日
2024年01月08日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
スナップ写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA