荏原神社の鳥居のすぐ脇に石像が鎮座していた。恵比寿さんだった。左手に釣り竿を手にしていて、左手で鯛を抱えている。大漁だったのだろう。とても楽しそうに笑っていた。恵比寿さんは言わずと知れた七福神の一柱だ。商売繁盛の神様という印象が強いのだけれど、もともとは漁業の神様なので、釣り竿を持っている。
七福神の他の神様が大黒天や寿老人が渡来した神様であるのに対し、恵比寿さんは日本生まれだ。そんな恵比寿さんは人間に見られているとか見られていないとか関係なく、いつも幸せそうに笑っている。眺めていると、笑い声が聞こえてくるような気がした。
2015年8月 静物 東京 | |
神 釣り竿 品川 像 |
No
9452
撮影年月
2015年8月
投稿日
2015年08月29日
更新日
2024年07月10日
撮影場所
品川 / 東京
ジャンル
静物写真
カメラ
SIGMA DP2 MERRILL