李氏朝鮮時代に安東の町は儒教的伝統の中心であり、行政の中心であったらしい。そのためか、町の中心にほど近い場所には、かつての官庁を復元したお堂が建っていた。
扁額には「永嘉軒」と書かれている。これは中華人民共和国浙江省にある都市の名前に由来しているのか、まはたま永遠に嘉美であることを願って命名されているのかは分からなかった。おそらくは後者なのだろう。
それにしても暑い日だった。敷地の入り口に建っている門の上にあがり、ぼんやりとお堂の前の広場を眺めていた。広場は閑散としている。しばらくすると、立派な木造のお堂の前に女性が現れた。日傘を差した女性はゆっくりとお堂の前を横切って、再びどこかへ消えてしまった。
2008年10月 町角 韓国 | |
安東 お堂・ホール 扁額 傘 |
No
2131
撮影年月
2008年6月
投稿日
2008年10月23日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
安東 / 韓国
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM