歩いている場所は静けさに包まれていた。すぐ近くに昭和通りが走っているのだけれど、ここにはその喧騒は届いていない。立ち並ぶビルのほとんどは住居だ。明かりが点いている窓も見える。もうこの辺りはすっかり夜に包まれていた。
そんな道の上に、逆三角形の標識が浮かんでいた。止まれの標識だった。暗い道の中で光り輝きながら、精一杯存在感をアピールしている。見ていると、女性が標識の下を横切っていった。残念ながら標識のアピールには女性には通じていないようだ。標識の努力もこの女性には意味が無かった。
2017年8月 町角 東京 | |
通り 交通標識 上野 |
No
10234
撮影年月
2017年1月
投稿日
2017年08月03日
更新日
2024年08月22日
撮影場所
東上野 / 東京
ジャンル
夜間写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA