バンコクにある王宮からワット・ポーまでは近い。フラフラと歩いているうちに辿り着いてしまう。この寺院にやって来たのは19年振りだ。あまりにも昔のこと過ぎて、前に訪れた時のことはあまり覚えていない。覚えているのはお堂の中に巨大な涅槃仏があって、窮屈そうに横になっていたということだけだ。
入り口で拝観料を払い、そそくさとお堂へと向かう。お堂の中に足を踏み入れると、そこには19年前と同じように黄金の巨大な涅槃仏が横たわっていた。建物が小さいとも言えるし、涅槃仏が大きすぎるとも言えて、どちらのせいなのかはよく分からないけれど、やはり涅槃仏が窮屈そうに横になっているのも19年前と同じだった。これは涅槃仏を安置した後に、尊い仏様が雨風に晒されるのは良くないとなって屋根を設けたに違いない。
涅槃仏は体操選手のように真っ直ぐに足を伸ばしていた。お堂の端までやって来ると、足の裏も拝むことが可能だ。足の裏には曼荼羅のようなものが描かれていて、足の指もキラキラと装飾が施されていた。
2019年12月 静物 タイ | |
バンコク 仏像 足 黄金 寺院 |
No
11329
撮影年月
2019年9月
投稿日
2019年12月19日
更新日
2022年09月01日
撮影場所
ワット・ポー / タイ
ジャンル
静物写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA