臨江街夜市は体操賑わっていた。まるでお寺の縁日のようだ。道路は建ち並ぶ屋台と訪れた人でいっぱいになっている。ここでは様々なものが売られている。洋服やアクセサリーを売るお店もあるけれど、やはり多いのは食べ物を売るお店だ。食べ物の屋台が並んでいる様は、「市」というよりもフードコートを連想させる。テーブルと椅子を出している屋台もあるので、そのような場所ではじっくりと座って食べることも可能だ。
写真の大きなワゴンは夜市の屋台のものだ。ワゴンの上には何種類もの果物が山積みになっている。ここは果物を売る屋台なのだ。ワゴンの中には日本では珍しい釈迦頭も見える。日本は戦前からバナナを台湾から輸入しているけれど、今でも釈迦頭は入ってこない。熟し始めるとあっという間に柔らかくなってしまうので、運搬が難しいらしい。
他の屋台にはひっきりなしに客が現れているけれど、この屋台には客はおらず閑散としていた。ワゴンの横に立っている屋台の店主である老婆は、なんだか夜市の喧騒から隔離されてしまっているかのようだった。
2019年10月 人びと 台湾 | |
果物 青果店 夜市 台北 |
No
11247
撮影年月
2019年7月
投稿日
2019年10月22日
更新日
2022年02月17日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
ZEISS BATIS 1.8/85