沢山の食べ物の屋台とともに、この屋台にはゲームの屋台も出ていた。そのひとつへとやって来た。ここは昔ながらのピンボール・ゲームの屋台だった。屋台と呼ぶのはどうかと思うくらいにゲーム台が並んでいる。そして、どれもこれも懐かしい感じがするくらいに昔ながらのものだった。もちろん、台湾でもスマートフォンは珍しいものではない。スマートフォンでゲームに興じる人も多いだろう。でも、夜市にあるゲームは昔ながらレトロなものなのだ。夜市の雰囲気には電子的なゲームよりも、このような昭和の薫りが漂ってきそうなものの方が相応しいと思う。
並んでいるゲーム台を眺めていたら、幼い男の子がやって来た。来るやいなや、すぐに椅子に腰掛けている。お父さんが店員さんにお金を渡すのをじっと待っているのだ。ゲームを始められるようになるまで、男の子はじっと虚空を眺めていた。
2017年1月 人びと 台湾 | |
男の子 ゲーム 夜市 台南 |
No
10007
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年01月17日
更新日
2023年08月15日
撮影場所
台南 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA