成功市場をウロウロとしていた。ここは台北にあるローカルな市場で、地元の人向けに生鮮食品や雑貨などの日用品を売っている市場だ。個人的には雑貨などを売っている市場より、生鮮食品を売っている市場を見て回る方が楽しい。工業製品を見ても、結局中国製であることが多いけれど、生鮮食品には地域の特色が現れる。例えば、台湾で売られている果物は種類が日本よりも豊富で日本ではあまり売っていない果物も並んでいる。そのようなものを見ると南国へやって来たのだと実感できて、旅情が掻き立てられるのだ。
写真の果物屋でも様々な果物が売られていた。バナナやスイカ、リンゴ、マンゴーなどと一緒に東京ではあまり見かけないグアバも売られていた。グアバという名前は一般的で日本人にもよく知られているけれど、グアバそのものがスーパーや果物屋で店頭に並べられているのは見たことがない。ひょっとしたら自分には縁のない千疋屋みたいな高級店に行けば売っているのかもしれない。
そうこうしていると果物屋に女性がやって来た。女性は店頭のグアバを手に取ると念入りに品定めを始めていた。どれが食べごろなのか注意深く見極めているようだ。
2019年10月 人びと 台湾 | |
林檎 果物 青果店 眼鏡 マンゴー 買い物客 台北 西瓜 |
No
11251
撮影年月
2019年7月
投稿日
2019年10月25日
更新日
2023年10月14日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III