寧夏夜市には所狭しと屋台が並び、多種多様な食べ物が売られている。その中には寿司を売っている屋台もあった。さすがに日本から来た僕はここで寿司を食べようとは思わないが、それでもちらほらと寿司を買っていく地元の人がいる。
屋台の間を歩いていると、あちこちから注文の声が飛び交っていた。屋台の人たちは忙しそうに応じながらも、手際よく仕事をこなしている。赤いエプロンを掛けた女性が目に留まった。彼女の前には丸い生地が並べられ、彼女はその上に具材を載せていく。その手つきは驚くほど素早く、何の迷いもなかった。
夜市には混雑と熱気、そして独特の活気が満ちている。その一方で、ふと立ち止まると、そこには奇妙な静けさも感じられた。人々の声や足音の隙間から、夜そのものの息遣いのようなものが聞こえてくる気がした。
2017年6月 人びと 台湾 | |
エプロン 食べ物の屋台 夜市 台北 女性 |
No
10171
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年06月09日
更新日
2024年11月29日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA