線路市場には野菜や果物を売る店とともに魚を取り扱っている店もあった。メークロンは海に面していないけれど、すぐ脇には町と同じ名前の川が流れている。ここで売られている魚はその川で捕れたものなのだろう。写真の女性はそのような魚屋のひとつで働いていた。ちょうど魚を捌いている。残念ながら魚の種類は分からない。
眺めていて僕が気になったのは、魚の種類よりもその作業環境だった。木製の俎板の上に魚が置かれているのだけれど、俎板自体がプラスチックのバケツの中に置かれている。女性はバケツの中に置いた俎板の上で最中を捌いているのだった。このような状況では、バケツの縁が邪魔になって捌きにくいような気がしてしまう。でも、それは素人考えなのかもしれない。女性がバケツの縁を気にしているような素振りはない。それよりも、このようにして魚を捌くとゴミが自動的にバケツの中に集まることになって、後片付けがずっと簡単なのかもしれない。
2018年6月 人びと タイ | |
盥 俎板 魚 メークロン 女性 |
No
10623
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年06月27日
更新日
2024年02月10日
撮影場所
メークロン線路市場 / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA