男は金物屋を営んでいた。籠の中には沢山の金盥が積まれていて、キラキラと輝いている。そしてその籠は紐で天井からぶら下げられていた。まるでブランコのようだ。子供が乗り込んだら、さぞかし楽しいだろう。
でも、ここは残念ながら子どもの遊び場ではなかった。店内にはひとりも子どもはいない。金物屋の男性はそんな籠の横でクールに決めていた。きっとこれらの金盥は自慢の商品に違いない。並べられている金盥で遊ぶことは誰にもできないのだ。
No
8555
撮影年月
2009年9月
投稿日
2014年05月28日
撮影場所
マイメンシン / バングラデシュ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM