ミョーマ市場で八百屋ばかりが立ち並んでいる区画にやって来た。どの店頭にも様々な種類の野菜が陳列されている。その種類の豊富さと比べると、買い物客の客は少ない。長閑な雰囲気が漂っている。働いている人びともみなのんびりと時間を過ごしていた。
そうこうしているうちに、ふと視線を感じた。誰かが僕を見詰めている。そう思って周囲を見渡すと、八百屋の中のテーブルに腰掛けている男の子と視線がしっかり合った。腰掛けているテーブルの上にはいろいろな物が雑多に置かれていて、すぐ脇にあるトレイには生姜が山盛りになっていた。男の子は脇にある生姜を触りながら僕のことを見ている。店番をしつつも、突然現れたカメラを抱えた外国人旅行者が気にかかっているようだ。
その期待に応えるべくカメラを構えると、男の子ははにかみながら笑ってくれて、その向こうで働いていた女性もこちらをチラッと見ながら笑ってくれた。
2019年5月 ミャンマー 人びと | |
恥ずかしがり屋 男の子 キャベツ 生姜 八百屋 市場 笑顔 タナカ タニン |
No
11008
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年05月12日
更新日
2023年12月21日
撮影場所
タニン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA