市場の縁を散策した後は、再び市場の中へ戻った。足を踏み入れた通路は薄暗く、両脇に八百屋が並んでいた。どのお店にも沢山の籠が並べられていて、どの籠にも野菜がぎっしりと入っている。キャベツもあれば、白菜も売られているのが見える。売り物の野菜がこれだけ沢山陳列されているのに比べると、歩いている客の姿はとても少ない。買い物客がわんさかとやって来るのはこれからなのかも知れないとは言え、通路にはポツンポツンとしか買い物客の姿がなかった。この程度の客しかこないと、大量の野菜が売れ残ってしまうのではないかと心配になってしまう。
そんな八百屋のひとつに中年の女性が立っていた。手には大きなビニール袋を抱えている。もう既に結構な量の野菜を買っているのだけれど、さらにこの八百屋で何かを買うつもりらしい。女性は口を窄めながら、店員と何やら親しげに会話を交わしている。どうやら女性はこの八百屋とは顔馴染みのようだった。
2018年5月 人びと タイ | |
ヘアバンド バンコク キャベツ 八百屋 女性 |
No
10572
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年05月22日
更新日
2024年02月15日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA