やって来た市場の生鮮食品エリアは、まるで升目のように整然と区切られた小さな区画で構成されていた。それぞれが独立した八百屋のようだ。でも、どの区画もほぼ同じ大きさで、まるで市場全体で統一されたルールに従っているかのようだった。
一見すると、どのお店も同じ規模で商売をしているように見える。でも実際には、区画の外れに荷物を広げて使っているお店もあるかもしれないし、特定のお店が複数の区画を使用しているのかもしれない。
しかしながら均等に見える配置が平等のような不平等を感じてしまった。それが市場全体の秩序を守るためのルールなのか、それとも長い歴史の中で自然とそうなったのか。いずれにせよ、その整然とした光景に妙なモヤモヤを覚えながら、僕は市場の中をさらに歩き続けた。
2025年1月 町角 インド | |
キャベツ 市場 ムンバイ 通路 トマト |
No
12781
撮影年月
2024年5月
投稿日
2025年01月30日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF