このローカル市場は主に野菜を扱っているようで、どこにも肉や魚を売る店舗はなかった。陳列されているのはジャガイモやニンジン、ナスなどが中心だ。写真のお店ではキャベツが主力商品のようで、店頭には何玉もキャベツが積まれていた。
そんなお店を眺めていて、気になったのはキャベツそのものではなく、山積みになったキャベツの横に立っていた女性だった。彼女は市場ではあまり見かけないような、憂いを帯びた表情をしている。にもかかわらず、お店の男たちはその女性に無関心で、視線を向けることすらない。スマホを眺めたまま話し込んでいて、まるで女性に気づいているのにわざと無視しているようだった。なんだかローカル市場の一端に闇を垣間見たような気がした。
2024年10月 町角 インド | |
キャベツ 元気がない 市場 ムンバイ 女性 |
No
12696
撮影年月
2024年5月
投稿日
2024年10月31日
撮影場所
ムンバイ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF