台湾の朝食といえば豆漿だ。豆漿と書いてトウジャンと発音する。平たく言えば温かい豆乳だ。台湾ではこの豆漿と油条と呼ばれる揚げパンを食べるのが一般的な朝食で、町のあちらこちらに豆漿を売る店が出ている。少しでも地元の雰囲気に浸ろうと思った僕は、大安駅の近くにある永和豆漿大王というお店へ赴いた。
このお店は人気店で、ひっきりなしに地元の人が訪れていた。淀みなく流れていく客を見て、ちょっと怯む。海外に行くと何をどのように注文すればいいのかよく分からないことも多い。そんな僕を見て、店員が日本語で書かれたメニューを持ってきてくれた。これでひとまず何をオーダーすれば良いのかは解決した。注文用紙に記入し、僕も地元の人たちと同じように列に並ぶ。ほどなくして、自分の順番が回ってきて店員に注文用紙を渡せば、オーダーは完了だ。
注文用紙を受け取った店員が何かを発すると、他の店員たちが一斉に僕の注文を用意し始める。狭い厨房は料理の準備をする男たちでギュウギュウになっていた。
2019年10月 人びと 台湾 | |
店員 レストラン 台北 |
No
11257
撮影年月
2019年7月
投稿日
2019年10月29日
更新日
2023年10月11日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III