サンペーン市場にはお店が並んでいるだけでなく、露天商も沢山出ている。観光客だけでなく、地元の人にも人気の市場だ。雑貨を売るなら誰もがここにお店を開きたいと思うに違いない。
歩いているうちに、写真の屋台のところへやって来た。売られているアクセサリーはどれも金でできたものばかりだ。ゴールドのアクセサリーというと、何と言っても中国人の好物だ。ここはチャイナタウンからも近いから、中国人目当てにお店を出しているのかもしれない。
金はどの文化でも希少価値のあるものとされている。しかし、その度合いは文化によって異なるのだけれど、中でも中国人の金好きは度を越しているような気がする。どこの国でもチャイナタウンには金を売るお店が並んでいる。中国の人は自国のお金を信用していないのだろう。だから換金性の高いゴールドを好むに違いない。
それはそうと、お店のワゴンに大量のアクセサリーが並んで入るものの、客の姿は全くなかった。閑古鳥が鳴いている。店員たちも暇そうだ。ひとりは爪の手入れに夢中になっていて、もうひとりはスマホの画面に見入っていた。足元には金属製の弁当箱が置かれていた。
2020年1月 人びと タイ | |
アクセサリー バンコク 携帯電話 店員 黄金 弁当箱 露天商 |
No
11349
撮影年月
2019年9月
投稿日
2020年01月08日
更新日
2023年09月15日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
RICOH GR III