レースの飾りがついた服をまとった女性の眉間にビンディが付いていた
バゴー川沿いに立つ薄暗い市場の中を進んでいた。歩いていたところは生鮮食品売り場ではなかったので、穏やかな空気が漂っていた。働いている人ものんびりとしている。写真の女性もそこでのんびりしていたひとりだ。小さなお店の中で息子と一緒に腰を下ろしていた女性は、僕を見かけるとなぜだか背筋をしゃんと伸ばしてこちらを見始めた。
眉間にビンディが付いていた。インドではファッションとしてイスラム教徒でも付けたりするようだけれど、ミャンマーの人が付けている場合にはヒンドゥー教徒の証である可能性が高い。仏教徒が多数を占めるミャンマーでも人口のおよそ0.5％がヒンドゥー教徒らしい。町を散策していても、ヒンドゥー教寺院を見かけることはなかったけれど、この親子がお参りするような寺院がどこかにあるのだろう。
カメラを向けるとレースのついた襟のある服を着ていたお母さんは微笑んでくれた。そして、息子はお母さんの後ろで目を見開いていた。
| 2019年8月 ミャンマー 人びと | |
| バゴー ビンディ ブレスレット 親子 タナカ |
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PHOTO DATA
No
11151
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年08月18日
更新日
2023年11月10日
撮影場所
バゴー / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA
