通りかかったお店は魚の干物を販売する店だった。大きな袋が店頭に並べられていて、どの袋にも干物がいっぱいに入っている。細長い干物もあれば、小さな干物もある。一口に魚の干物と言っても、日本と同じように様々な種類の魚が用いられるのだろう。
袋の脇にはタンクトップを着て、ロンジーをはいた男が立っていた。男は大きな袋に両手を突っ込んで干物を取り出し、別の袋に移し替えていた。大きな注文でも入って、出荷用に商品を集めていたのかもしれない。いずれにせよ、男は忙しそうに働いていた。
その一方で、店の中に腰掛けている女性はのんびりしていた。両手で薄い本を持ってじっくりと読み込んでいる。男の忙しさなんてどこ吹く風といった感じだ。視線を本から上げることなく、読み続けている。多くの国で女性の方が男性よりも働き者であることが多いけれど、少なくともこのお店ではちょっと事情が異なっているようだ。
2019年8月 ミャンマー 人びと | |
バゴー ロンジー 読書 ずだ袋 お店 タナカ 女性 |
No
11150
撮影年月
2018年9月
投稿日
2019年08月18日
更新日
2023年11月10日
撮影場所
バゴー / ミャンマー
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA