プラナコーン区(バンコク)
弁当箱を広げて中のものをつつく男の横で、猫はお裾分けが来るのを待っていた
メークロン線路市場(タイ)
列車が近づいて来ても動じない男
くわえタバコで働くような人も見かけることは少なくなってしまうに違いない
メークロン(タイ)
花束を作っていた男は、花束の素材にする大きなバナナの葉を手にしていた
線路の上に開かれている線路市場とは対照的に、メークロンの中心部は長閑な雰囲気に包まれている
バーンコークヤイ区(バンコク)
通りの脇には点々と町工場が並んでいた
マークルックはチェスや日本の将棋と同じように古代インドのチャトランガが起源とされるボードゲームだ
旅をしていると、屋外でチェスやら将棋やらトランプに興じている人を見掛けることは多いけれど、決まって男性ばかりだ
散乱しているものをガラクタと思うのは僕の個人的な見解であって、この男にとっては宝の山なのかもしれない
バーンルアン(バンコク)
運河沿いに建っているのはお店ばかりではなく一般の住居も混じっている
ぼんやり腰を下ろした男の鼻の穴にしっかりと小さな花が詰められていた
スマホを手に入れてから、町を散策している最中にガイドブックに記載されている地図を見ることはなくなった
パーククローン花市場(バンコク)
男たちはバケツリレーの要領で、玉葱の入った袋を運んでいた
仏前にバナナの葉を並べるのは日本人には違和感を感じるけれど、バンコクの寺院に赴くと大量のバナナが奉納されている
プレーン・プートン通り(バンコク)
プレーン・プートン通りで男が古いミシンの手入れをしていた
可愛らしい形の薬缶を手にした男がカノム・クロックというお菓子を作っていた
クロントゥーイ市場(バンコク)
男は大きな籠に脚を突っ込んで客が来るのを待っていた
バンコク(タイ)
マスクをした若い男が図りの上に置いた容器に慎重に液体を足していた
ポーンプラープ区(バンコク)
それなりにバンコクの中心に位置しているはずエリアなのに喧騒とは無縁だった
サムパッタウォン区(バンコク)
日本ではあまり馴染みのないスポーツだけれど、東南アジアでセパタクローは人気のスポーツだ
見まごうこと無い地元の人たちが、街角で井戸端会議を催していた
男の周囲に売り物になるようなものは何も置かれていなく、仕事中なのか休憩中なのかも分からなかった
見知らぬ外国人と言葉を交わすよりも、ニンニクの皮を剥く方がずっと大切なことなのだ
チャイナタウン(バンコク)
チャイナタウンの一角だったけれど、架橋に見えない若い男が布団を売っていた
並んでいる軽食はどれもこれも同じものに見えるけれど、男はどれを売ろうかと考えていた
サンペーン市場(バンコク)
男は店頭に出したプラスチック製の椅子に腰掛けて、ぼんやりとつっかえ棒の先端の方を眺めていた
常夏のバンコクでどれだけ熱々の焼き栗が売れるのかは気になるところだ
男は歩道に敷いたシートの上に腰を下ろして、お供え用の黄色い花を売っていた
地元の人たちも気怠い雰囲気に絆されて、道端でダラダラと時間を過ごしていた
お互いの出方を探り合っているかのような雰囲気の中、最初に動いたのは男の方だった
男がバンコクの道端で中華料理の花捲を作っていた
バンコクには多くの食べ物の屋台が出ているけれど、麺類を出す屋台のほうが多いような気がする
見慣れぬ町で迷うと世界から取り残されたかのような感じがするけれど、それはそれでお楽しみの始まりでもある
店頭に新聞を並べたお店が何を売っているお店なのかはわからなかった
この後に何か楽しい予定でも入っているかのように男は店仕舞いを楽しそうにしていた
男が磨いているものが何なのか不思議に思って尋ねてみたのだけれど要領を得なかった
建具屋の中でしゃがんだ男が家具の仕上げ作業をしていた
ゴチャゴチャしていた小さなお店で男は仕事をしていた
アムレット・マーケット(バンコク)
険しい顔の行商人がアムレット・マーケットでカートを押していた
なぜだか男は僕と一緒にタクシーを捕まえようとしてくれた
バス停
庭園
門
公園
比丘尼
雨