バンコクの住宅街の中を進んでいるうちに大きな通りへと抜け出たので、その後は大通り沿いを歩いていた。通りの脇には点々とお店が並んでいる。ほとんどは町工場のようだ。でも、忙しそうに働いている人の姿が見当たらないし、騒々しく動いている機械の音も聞こえてはこない。聞こえてくるのは通りを走り抜けていく自動車の音ばかりだった。
通りがかった工場もやはり静かだった。大きな工場の敷地には大きな棚が設けられていて鋼材が収納されている。棚の前にはずだ袋が幾つも山積みになっていた。そして、男たちがずだ袋の上に腰を下ろしてのんびりしていた。
この工場で働いている人たちなのだろう。出荷する袋の上に腰を下ろしながら、輸送トラックが来るのを待っているのかもしれない。いずれにしても、みなゆったりと構えている。男たちからはあくせく働いているような雰囲気は微塵も感じられなかった。働いている工員がこれだけのんびりしていたら、工場全体も静かなのも至極当然だ。
2018年6月 人びと タイ | |
バンコク 工場 男性 ずだ袋 笑顔 |
No
10604
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年06月13日
更新日
2024年02月10日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA