線路の上に開かれている市場とは対照的に、メークロンの町の中心部は長閑な雰囲気に包まれていた。道の両脇にはお店が並んでいて、地元の人がのんびりと行き来している。一度市場の外に出ると、観光客の姿は見当たらない。ほとんどの観光客は有名な市場だけを訪れているのだろう。もっとも、この小さな田舎町には列車が走り抜ける市場以外の観光資源はなさそうだけれど。
写真の男は店の前の歩道に立っていた。男の目の前にはコンロが置かれている。コンロの上には串刺しになったバナナが並べられていて、ちょうど炭火で焼かれていた。串刺しのバナナは何層にも積み重ねられているけれど、まだまだ足りないようだ。男は片手に何本かの串を持って、手慣れた調子で次か次へとバナナを串に刺している。そして、コンロの上に並べ続けていた。タイでもバナナはメジャーな果物だ。50種類ものバナナがタイでは栽培されているらしい。それにしても、これだけ大量の串焼きのバナナが一日で売れるのだと感心してしまう。まあ、僕が見ている間には買いに来ている人はいなかったけれど。
2018年6月 人びと タイ | |
バナナ 食べ物の屋台 メークロン 男性 串 |
No
10625
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年06月28日
更新日
2024年02月10日
撮影場所
メークロン / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA