自転車タクシーは田圃の間の細い道に入っていった。そして、しばらく奥に進むと停まったのだった。ここが目指していた集落の入り口らしい。集落の中の道は自動車はおろか自転車タクシーでさえも通れないくらいに細いようだ。自転車タクシーを降りた僕は村の中へと徒歩で集落の中へと入ることにした。このことは、自転車タクシーの運転手にとっては休憩時間が始まったことを意味している。僕が集落の中をウロウロしている間、入り口で休んでいるのだ。
男はゆっくりとセーボレイと呼ばれる葉巻を取り出すと、火をつけて美味しそうに吸い出した。これはちょっと意外だった。僕も愛煙家なので、自分が煙草を吸うときには運転手にも煙草を勧めていた。でも、断られていたのだ。どうやら、葉巻は好むけれども煙草は好みではないようだ。あげようとしたのは日本で買った煙草だからミャンマーでは珍しいはずなのに、葉巻の方がずっと美味しいのだろう。
いずれにしても、ミャンマーはクーンという噛み煙草もあるし、自国産の葉巻もあるし、喫煙天国だ。ここでは嫌煙活動はまだ活発ではないようだ。
2018年12月 ミャンマー 人びと | |
葉巻 ダラ 縁のある帽子 男性 |
No
10830
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年12月15日
更新日
2024年01月24日
撮影場所
ダラ / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA