写真の男は歩道の脇でのんびりとしていた。そこで何か商売をしている訳でもなく、ただ座っている。ひょっとしたら、人が来るのを待っていたのかもしれないし、何か仕事が始まるのを待っていたのかもしれない。でも、会った時は暇そうにしていた。穏やかな時間が男の周囲を流れている。
男はストライプのシャツを着てロンジーを穿いていた。ロンジーは腰に布を巻いたもので、ミャンマーでは男も女も大勢の人がこれを纏っている。ミャンマーの民族衣装のようなものだ。インドなどで見かけるルンギとほぼ同じなのではないかと思う。もっとも、インドでは女性はルンギを穿かないような気がするけれど。語感もとても似ているから、もともとは同じものなのかもしれない。
ミャンマーは民主化後、外資を導入し発展し始めている。でも、まだまだ発展する余地があるように見受けられる。何せ、平日の昼間に道端でダラダラしている写真のような男を見かけるのはまだまだ珍しいことではないから。
2018年11月 ミャンマー 人びと | |
ロンジー 男性 ストライプのシャツ ヤンゴン |
No
10803
撮影年月
2018年9月
投稿日
2018年11月21日
更新日
2024年01月25日
撮影場所
ヤンゴン / ミャンマー
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA