運河に沿って小径が設けられていた。お土産屋や食堂が並んでいる。僕がやって来た時は、あまり観光客がいなくて長閑な雰囲気に包まれていた。のんびりと運河沿いを歩いていると、運河沿いに建っているのはお店ばかりではないということに気が付いた。一般の住居も混じっている。当たり前のことと思うかもれないけれど、一般の住居も商業施設と同じように開放的な作りになっているので気が付かなかったのだ。
どの住居も運河に面したところにあまり壁が設けられておらず、小径から中が丸見えだ。お店なのか住居なのかいまひとつ区別がつかなったところに、写真の住居が現れて僕は確信した。建物の中では、上半身裸になった男が板張りの床の上に横になって寝ていた。無防備に寝ている男は、どう見ても客が来るのを待っているようには見えない。そりゃそうだ。男は単に自宅で寛いでいるだけなのだ。昔ながらのバンコクの雰囲気を残しているとされるバーンルアンではプライバシーに対する考え方も、昔ながらなのかもしれない。
2018年6月 人びと タイ | |
バンコク 家屋 男性 昼寝 上半身裸 |
No
10592
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年06月05日
更新日
2024年02月13日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA