台南での滞在を終え、台北に戻ってきた。その日の目的地は台北101だった。高さ500メートルを超えるこのビルは、東京に建つスカイツリーよりも高い。台湾で最も高い建物であり、世界でもドバイのブルジュ・ハリファに次いで二番目の高さを誇っている。ちなみに「101」という名前は、このビルが101階建てであることに由来しているらしい。
僕は91階にある屋外展望台へと足を運んだ。ここからは、台北の街を一望することができる。地面は建物で埋め尽くされ、その間を人々が忙しなく動き回っているはずだった。だが、あまりにも高すぎて、動いている人影を見つけることはできなかった。
ただ、建物や道の配置が幾何学模様のように広がっているのが見える。その無機質な光景を眺めていると、どこか現実から切り離されたような気分になる。ここから見える世界は、いつもの生活とはまったく別のものに思えた。
2017年5月 風景 台湾 | |
町並み 台北 |
No
10154
撮影年月
2016年9月
投稿日
2017年05月25日
更新日
2024年12月05日
撮影場所
台北 / 台湾
ジャンル
風景写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA