長閑なトンブリー駅を後にして、バンコク・ノイ運河へと向かって歩いていた。地図を眺めていたら、運河の近くに大きな仏教寺院があるのを見つけたのだ。もちろん、日本にも数多の仏教寺院があるのだけれど、日本とタイの仏教寺院は雰囲気もかなり違うし、建築様式もかなり違う。タイの寺院を訪れると、同じ仏教寺院であったも異国情緒をしっかりと感じるのだ。大乗仏教と上座部仏教の違いだけではないと思う。そこで、僕は地図で見つけたワット・スワランナラームという寺院を訪れることにしたのだった。
寺院は見つかりやすい場所に建っていて、すぐに見つかる。境内に足を踏み入れると、そこはとても静かだった。この寺院に所属している僧侶の姿もないし、参拝客の姿も見当たらない。閑散としている。ウィキペディアによるとここは古刹のようだけれど、あまり人気のない寺院なのかもしれない。とりあえず、本堂と思しき建物の中に入ってみた。壁一面に絵が描かれている。それでも中もやはり外の境内と同じようにガラガラだった。その代わりに袈裟を纏った僧侶がひとり椅子に腰掛けていた。そして、誰もいない本堂の中で淡々と読経をしていた。
2018年9月 人びと タイ | |
バンコク マイク 僧侶 寺院 |
No
10723
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年09月07日
更新日
2024年02月01日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA