徒歩で徐々にトンブリー駅へと近づいていた。地図で見ると駅はもうすぐそこだった。ガイドブックなどによると、トンブリー駅はフアランポーン駅に次いでバンコクで二番目に大きな駅なのだという。でも、駅近くの雰囲気はかなりのんびりとしている。近づいていっても、大きな駅舎はどこにもないし、高いビルも周辺に建ってはいない。そもそも駅周辺の道を歩いている人さえ、ほとんどいないのだった。そんな状況だけに、見えてきた駅はトンブリー駅ではなく、他の駅なのかと思ってしまう。でも、その小ぶりな駅がトンブリー駅だった。
駅の近くでは、路上で商売をしている人たちの姿がところどころに見える。写真の帽子を被った女性もその中のひとりだった。笊が載せられたワゴンを運んできて商売をしている。笊の上には干物の魚がびっしりと並べられていた。こんなに人通りの少ない場所なのに買いやって来る客はいるようで、一番上に置かれている笊の魚は減っていた。もっとも、売れると見込んでいるからここで商売しているのだろうけれど。
2018年8月 人びと タイ | |
バンコク 魚 魚売り ワゴン |
No
10714
撮影年月
2017年9月
投稿日
2018年08月31日
更新日
2024年02月02日
撮影場所
バンコク / タイ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA